C君虐待事件

PG(プログラマー)の一人を板垣が奴隷のように扱き使い、精神的に追い込んで退職させた事件。そのPGはのちに自殺している。

概要

1990年代末、C君という新人PGがいた(本サイトは実名を出しているがご本人の名誉のために死者は伏せ字にする)。
これを板垣が理不尽な命令で扱き使い、精神的に追い込み休職させた。その原因はディレクターの松井だったという。最終的には退職させた。
また、このC君と仲の良かったD君という同僚も、板垣と松井の反感を買い、C君同様の運命をたどった。
C君はその後に自殺。D君も死亡(病死?死因不明)。

詳細

C君について
C君は初代DEAD OR ALIVEに強烈な思い入れがありテクモに入社。新人研修時代からTEAM NINJAへの配属を希望していたという。新人ながらプログラマーとしての技術はトップクラスであり、プログラマー至上主義者の板垣にいい意味で目をつけられていた。
実際に配属されたのはDOAとは別の、TEAM NINJA内の別の研究プロジェクトであった(これが後のNINJA GAIDENである)。ここで前述のD君(企画職)と同室になる。
彼は1年経たずに板垣にDOAチームへの転属願いを出した。

状況

TEAM NINJAにはC君の1年先輩で今村というPGがいた。これもC君と同様、DOAに強い憧れを持って入社してきた1人だった。年齢的にも近く、二人は仲良くしていた。
憧れのDOAプログラマーになったC君と今村だが、上で異動が起きる。当時企画職の浅見(現・楽天の子会社の代表取締役)が、板垣の性格に耐えられずキレて口論、退社してしまう。TEAM NINJAにおいて企画職(プランナー)は他の職種のアシスタントに過ぎず、事実上の雑用係。板垣も浅見にくだらない雑用を押し付け続け、キレさせたのである。TEAM NINJAは雑用係不足になり、その穴埋めとしてC君と今村が選ばれた。
今村のPGとしての技術はNINJA内では底辺であり、PG至上主義者の板垣からは、「貴様は戦力外だぞ。自覚あんのか」と罵倒されたこともあったという。
C君と今村は、PG業務とは無関係の様々な雑用を言いつけられるようになる。
 ・先輩たちの弁当の買い出し
 ・掃除、片付け 
 ・他部署とのパシリ 他TEAM NINJA内すべての雑用板垣の肩もみをさせられていたという情報も
雑用の頻度は日増しに増えていった。愛のムチというにはあまりにも不条理で理不尽な因縁をつけ、連日叱り、罵倒した。始末書を書かされたこともあった。C君などは、「さっさとやれよ、殺すぞ」と言われて震えたという。またC君は「お前の親ってさぁ…何なの? 何者なの?www」と突然笑われたそうである。意味は不明だが、 お前使えねぇなと言いたかったようである。

 

第一の事件

そして事件が起きる。ある雑用業務でC君と今村が失敗をした。これを板垣は口癖のひとつ「職務怠慢」という言葉を用いて徹底的に罵倒。「貴様ら二人の怠慢には愛想が尽きた! 明日までに反省文を書いてこい!」と怒鳴りつけた。
今村がキレた。「なんでお前(板垣)に怠慢言われなきゃいけねぇんだよ! お前が毎日遅刻するから仕事が進まねぇじゃねぇか! おまけにお前はA子とも不倫しているじゃねぇか! 全部知ってんだぞ!! 怠慢なのはお前だ!!」
さすがの板垣も驚いて、俺は不倫なんかしてないんだが…と反論(実際はしていた: セクハラ事件)。
さらにこの直後C君が行方不明になった。捜索したら会社の寮に戻っていたが、一時は自殺したのではないかと不安がられた。
仮にも上司に暴言を吐いた今村は当日夜に形式上板垣に謝罪。ただしその際に、「私はあなたが大嫌いです。しかしDOAは好きです。だからここにいます」と宣言した。
これに対し板垣は「俺が嫌いでも一向に構わんが仕事は100%やってもらう」と言ったそうである。
いっぽうC君は寮自室で発見されたものの激しく憔悴しており、心のケアが必要な状態だった。概要にも出てきたD君がここで面倒をみた。C君と食事したり、遊んだり、昔話をしたりして、要は親友としかしない事をしたそうである。
板垣も部下二人が同時にキレたことに驚いたようで、小沢、川口といった腹心のPGに夕食がてら相談した。その結果、遅刻が常態化していたTEAM NINJA内にフレックス出社定時間内(5時~11時30分)に出社する運動が起きた。また、これまでバラバラに食事をとっていたプログラマー陣が、いくつかのグループに分かれて同じ飯を食いに行くようになった。これは孤立する人間が出ないようにするための措置である。
行方不明から発見されたC君に対し、板垣は次のように説法した。
「ゲーム開発には、『心』が必要なんだよ」
C君には精神的な強さが必要と言いたかったのだろうが、自分が原因で落ち込んだ部下に言う言葉ではないだろう。

第二の事件

しかし、こうした善後策をすべてぶち壊しにする人物がいた。板垣の一番の部下・松井である。
家が遠い(千葉の田舎?)ということを言い訳に、出社時間が早くても13時。遅い時は17時だった。松井はモーションディレクターでもあり、全てのモーションデザインは松井の監修が必要で、定時に出社してもらう必要があったが、前述の善後策も無視してマイペースに遅刻を続けていた。
ここで板垣はC君を松井の「モーニングコール係」にした。松井の携帯に毎朝8時半に電話し起こすことが業務の一部になった。C君はテクモ寮に住んでいたから8時台に起きる必要など無いのに、松井の遅刻を防ぐためだけに1時間も早く起きねばならなくなった。
C君は次第にやつれていき、電話という行為に拒絶反応が出るようになり、内線の電話が鳴っただけで手が震えるようになっていた。
そしてついにある日、モーニングコールを忘れてしまった。
板垣はここでC君を呼び出し、このように罵倒した。
「お前の価値は松井の1/10だ! なのにモーニングコールすらできないのかよ!」
C君はついに精神的にK.O.されてしまった。翌日から無断欠勤し、板垣と相談の末3ヶ月休職となった。

休職明け

3ヶ月後、C君はスーツ姿で出社してきた。心機一転、出直すということだったのだろう。C君は板垣に第2ビル地下のラウンジ(通称テクモバー)に呼ばれ、今後の対応を二人で協議した。したばずだった。
しかし翌日からもC君は元の席に戻ってこなかった。板垣がC君を精神異常者扱いして激しく罵倒したという。「お前の頭はおかしい」「心が弱い」「俺とともに戦うのに不適合な人間」「3ヶ月間の埋め合わせはしてもらうぞ」「本当に立ち直ったんならこれぐらい平気だろうが」。C君は途中から泣きだしたという話もある。C君はその日からまた3ヶ月間休職届を出した。
余談だがこの時、板垣に心酔していたCGモデラーの四方は、「C、人としてダメだろwもう辞めちまえよww」と嘲笑していた。

二度めの休職明け

さらに3ヶ月後、またC君の休職があけた。今度もC君は板垣と面談した。
そこで何があったのかは取材できなかった。ただ、その場で離職届に記入をしたと思われる。その日を最後にC君は消えたからだ。
当日午後、板垣はD君に対して、「Cのことは忘れろ! もう関わるな! 命令だ!」と絶縁を命じた。このことからも、面談でなにかトラブルがあったと考えられる。

その後

D君のその後

親友を「始末」されたことにD君は強い不満を抱くようになり、反抗的な態度をとり、他の人間とも距離を置くようになっていった。
板垣は歯牙にもかけていなかったが、松井はD君の態度が気に入らないらしく、モーションデータマネージャーの風間(元・暴走族との噂もあった強面金髪ライダー)とともに言葉によるイジメを開始。D君を追い込み、最終的にはC君と同じく因縁をつけて退職届を書かせた。

C君とD君の死

C君が先に亡くなっている。死因は自殺である。
D君も亡くなったそうである。こちらは死因を調査できなかった。
なおC君の親は、板垣と松井の話をD君から聞かされているそうである。

デッドオアアライブ2という格闘ゲーム1つ作るのに、人間が2人死んでいるという話である。


参考:2ちゃんねる

531 名前:俺より強い名無しに会いにいく[sage] 投稿日:2013/11/05(火) 18:19:38.73 ID:EZhrBZDX0
>>485
http://www.logsoku.com/r/ghard/1255003570/449
むかしゲーム業界残酷物語ってサイトあったろ
あそこでは、この事件がリアルタイムでリークして取り上げられてた(その時はKって人はまだ死んでなかったみたいだが)
あとその時の情報だと、虐待の根本的な原因は松井の怠慢にあったらしい
この書き込みのゲーム業界残酷物語というサイトだが、残念ながらアーカイブなどでサルベージできなかった。

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